Tシャツやユニフォーム作る時に聞かれるプリントの種類!
どれがいいのか迷っている方必見!
プリントってどんな種類があるか知りたい。
オリジナルのTシャツやユニフォームなどを
作ろうと思った時に、「シルクプリント」や
「昇華転写プリント」など、聞きなれない
単語を耳にしたことありませんか?
ユニフォームやTシャツデザインから、ロゴ
デザイン、WEBデザインなどを手掛けている
L.P. Design 静岡 の鈴木です。当ブログでは
アフィリエイト広告を利用しております。
それでは、デザイナー目線でプリントの種類に
ついて詳しく解説していますのでご覧ください。
オリジナルTシャツを作る場合、代表的な
プリント方法は3種類!
「シルクスクリーンプリント」
「インクジェットプリント」
「昇華転写プリント」
ユニフォームを作る場合は、ほとんどが
「昇華転写プリント」
プリントには、それぞれに特性があるので、
どんなTシャツを作りたいかによって合う
プリント方法も異なります。
これからご紹介するメリット・デメリットを
踏まえ、自分の表現したいデザインに合う
プリント方法を見つけてみてください!
シルクスクリーンプリント
Tシャツプリントで最も定番の方式
メッシュと呼ばれる布を張った版を作り、
Tシャツなどプリントしたい物の上に密着させ、
メッシュの上から1色のインクを押し出すこと
によりプリントします。
異なる色のインクを使いたい場合は、別の版と
別のインクで上からさらに刷り重ねます。
厚手のインクが生地に乗るので、プリントが
濃くハッキリした印象になります。
版作成が必要なプリント方式のため、少量の
プリントには不向きで、枚数が多ければ多い
ほど、1枚の価格が安くプリントできます。
使用する色ごとに製版が必要となるため、
色数が少ないデザインに向いています。
インクジェットプリントと比べると、生地
へのインクの沈みが少なく発色が良く耐久性
も強いです。
シルクスクリーンプリントのメリット
- 幅広い素材にプリントできる
- 耐久性が高く、洗濯してもプリントが
色あせしにくい - 素材の色に影響されず発色よく仕上がる
- ゴールド、シルバー、蛍光色などの
特色インクが使える - 箔やフロッキー、ラメ、発泡などの
特殊な加工ができる - プリント点数が多い場合、価格が割安に
なりやすい
シルクスクリーンプリントのデメリット
- 色数分の版代が必要
- インクの色数が増えると追加料金がかかる
- 精細なデザインや複雑なデザインは再現が
難しい
プリント時の注意点や留意点
- ぼかしやグラデーションを表現したい場合、
網点データ(※)にするなどの工夫が必要
※網点データとは印刷物の濃淡を表現する
ための小さな点で、この小さな点の間隔の
広さや大きさのバランスによって
グラデーションの見え方も異なります
どのような場合にオススメなのか
- たくさんのTシャツを作りたい
- デザインの色数が少ない
- 特殊加工にこだわりたい
インクジェットプリント
インクを生地に直接吹きつけるプリント方式
インクジェットプリントは、プリンターを
使い生地の上に直接インクを吹き付ける
プリント方法です。
CMYKという4色のインクを組み合わせて
さまざまな色を表現します。
家庭用の一般的なプリンターも同じインク
ジェットという原理なので、イメージしやすい
かもしれません。
版が要らず1枚からプリントできるので、
初めてTシャツを作る方でもトライしやすい
方法です。
インクジェットプリントのメリット
- インクを直接吹き付けるのでデザインの
再現性が高い - インクが生地に馴染むので、風合いが
柔らかく肌触りよく仕上がる - シルクスクリーンの様に版を使わない為、
版代がかからず1枚から作りやすい - フルカラープリントなので、色数が多い
デザインや写真データも追加料金なく
対応できる
インクジェットプリントのデメリット
- ポリエステルなど化学繊維が多く含まれる
素材にはプリントできない - ゴールド、シルバー、蛍光色などの特色
インクが使えない
プリント時の注意点や留意点
- 白インクを使う「ホワイトインクジェット」
の場合、細い線や細い隙間のデザインが
あると、下地の白インクが表出する事がある - 白インクを使う「ホワイトインクジェット」
の場合、透過によるぼかしやグラデーション
が表現できない
どのような場合にオススメなのか
- 少ない枚数でTシャツを作りたい
- 色数が多いデザインや写真データを
プリントしたい
昇華転写プリント
専用紙にデザインを刷って生地に転写する
プリント方式
繊維に直接染色されるため生地自体の風合いが
柔らかく、インクの剥がれが無く、洗濯時の
擦れや色落ちに強いプリント方法です。
LP Design 静岡では、野球やサッカー、
バスケットなど、ユニフォームのデザインをして
プリント制作も手掛ける場合、大きい生地から
プリントも可能なため、この昇華プリントを
採用しています。
インクジェットプリント同様、版を必要と
しない方式のため、少量の注文の際にプリント
費用が抑えられますが、1枚だけのプリントは
受け付けていない場合が多く、通常5枚以上
からの注文となります。
また他のプリント方式に比べ、さらに色味が
鮮やかでグラデーションや写真の表現が
美しく仕上がります。
ただし特殊な加工のため、プリントできる
生地は基本的に白いポリエステル素材のみ
ですが、スポーティなTシャツや総柄の
フルグラフィックTシャツに色鮮やかな
プリントが映えます。
昇華転写プリントのメリット
- 発色や画質が鮮明で、デジタルデータに近い
デザインが再現できる - ぼかしやグラデーションの表現ができる
- インクジェットプリントに向かない
ポリエステル素材にプリントできる - Tシャツの全面に総柄をプリントできる
- インクが生地に馴染むので通気性がよく、
インクのザラつきや剥がれがない - フルカラープリントなので、色数が多い
デザインや写真データも追加料金なく
対応できる - オリジナルのユニフォームを作る場合は、
ブランドにこだわらなければ、生地から
作れるので、フルデザインでコストも
抑えられる
昇華転写プリントのデメリット
- 布の場合、白いポリエステル素材以外
にはプリントできない - プレス跡が残る場合がある
プリント時の注意点や留意点
- Tシャツの折り目などの隙間から気体化した
インクが漏れ、インク抜けが起こることが
ある
どのような場合にオススメなのか
- 白地のポリエステル素材にプリントしたい
- 全面に総柄をプリントしたい
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した3つのプリント方法は、以下の
ようなケースにオススメです。
- 初めてオリジナルTシャツを作るなら
「インクジェットプリント」 - Tシャツを大量に作りたい場合や仕上がりに
こだわりたいなら
「シルクスクリーンプリント」 - ポリエステル素材のTシャツや総柄プリントを
作りたいなら
「昇華転写プリント」
Tシャツに使えるプリント方法にはそれぞれの
特性があります。
自分が表現したいデザインをイメージできたら、
それに合わせてプリント方法やTシャツを
選びましょう。
各プリント方法のメリット・デメリットを
比較しながら、自分だけのオリジナルアイテムを
作ってみてください!
無地Tシャツのこと知りたいならコチラ↓
人気の無地Tシャツは
LP Design 静岡では、デザインだけでなく、
プリント制作も承りますので、少しでも不安を
取りのぞける様、親切・丁寧にご対応します。
お客様に安心してご注文いただきたい。
そしてオリジナルTシャツを、楽しく作成して
いただけたらと思います。