バスケユニフォームの色について知りたい方必見!
皆さんこんにちは、
バスケットボールのユニフォームというと、
現在、沖縄で行われている、男子バスケW杯の
日本代表の鮮やかな赤い色が印象的ですよね。
ユニフォームデザインやTシャツデザインから、
ロゴデザイン、WEBデザイン等、デザインを
オールラウンドに手掛ける LP Design 静岡
の鈴木です。
バスケについても他の競技と同様に、ホーム
とアウェイ、2つのユニフォームを用意する
必要があります。
ユニフォームに使用する色については、バスケ
独特のルールがあります。
今回は、ユニフォームをオーダーする前に、
それらのルールについてを詳しく解説します。
バスケユニフォームの色を決める時に気を付けること
バスケットボールのユニフォームは、試合中
にレフェリーがしっかりとチームを判別できる
ように、それぞれのユニフォームの色が異なる
必要があります。
バスケットボールの競技ルールをまとめた
「2023 バスケットボール競技規則(ルール
ブック)」には、次のように定めています。
4-3 ユニフォーム
4-3-3 各チームは、シャツを2セット以上用意
しておかなければならない。
【補足】「2セット以上」とは濃淡それぞれ
2セットである。ただし国内大会においては、
大会主催者の考えにより決定することができる。
そのうえで:
・プログラム上で最初に記載されているチーム
(またはホームチーム)は淡色のシャツを着用
する。(白色が望ましい)
・プログラム上で2番目に記載のあるチーム
(またはビジターチーム)は濃色のシャツを
着用する。
・ただし、両チームの話し合いで、双方が了解
した場合は、シャツの色の濃淡を交換すること
ができる。
「淡色」とは薄い色のことで、競技規則では
「白色が望ましい」と記載しています。
このために、国内におけるバスケの試合では、
ほとんどのチームが淡色のユニフォームとして
白ベースのものを使用しています。
一方、濃色とは白以外の濃い色を指し、赤、
青、紺、緑、黒など、はっきりした色彩の
ものが使用されています。
公益財団法人日本バスケットボール協会
(JBA)の「ユニフォーム規則」においても、
「チームは、第7条に定める淡色のユニ
フォームおよび、濃色のユニフォームを各2
セット以上用意しておかなければならない」
と定めています。
表と裏で色が異なる、リバーシブルのユニ
フォームであれば、淡色と濃色での併用が
可能ですが、JBAが主催する大会では、
リバーシブルのユニフォームの着用が、認め
られていません。それらの大会以外に出場
するときは、リバーシブルを認めているか
どうか、事前に大会要項を確認しておくよう
にしましょう。
淡色、濃色の区分けについて
JBA「ユニフォーム規則」では、ユニフォーム
とは「シャツ」「パンツ」「ソックス」の3つ
を指しますが、「シャツ」と「パンツ」は同一
の色で、「『淡色』とは白色または白色を基調
とした淡い色合い、『濃色』とは白色以外の、
濃い色合いのもの」と記しています。
さらに、第8条2には「対のシャツおよびパンツ
の色は、主となる色が同じ色でなければなら
ない」と明記しています。
サッカーなどの他の競技では、シャツとパンツ
が違う色のユニフォームも多く見られますが、
バスケの場合、上下別々の色のユニフォームを
使用することはあまり例がありません。
特にバスケでは、シャツの裾をパンツに入れる
ことがルールです。(国内大会では、女子に
ついてはシャツを出したデザインも認められて
います)。そのため、シャツとパンツで統一感
があるデザインにすることが求められます。
グレー、シルバー、ゴールド、レモンイエローに注意
ユニフォームの色を決めるとき、特に注意して
おきたいのが、「グレー(灰色)」、「シルバ
ー(銀色)」、「ゴールド(金色)」、「レモ
ンイエロー(黄色)の4色です。
JBA「ユニフォーム規則」では、「グレー
(灰色)」と「シルバー(銀色)」は、淡色、
濃色、どちらの場合でも、ベースカラーとして
使用することが認められていません(肩や脇で
の色の切り替えなどはOK)。
また「ゴールド(金色)」と「レモンイエロー
(黄色)」は濃色としても淡色としても、認め
られているのですが、相手チームとはっきりと
識別できなければならないので、この2色も、
ベースカラーとして使うのは、避ける傾向に
あります。
ホーム、アウェイの区分けについて
バスケットボールの国内試合では、本拠地
(ホーム)側のチームが淡色のユニフォーム
を使用し、テーブルオフィシャル(TO)に
向かって右側のベンチに座ります。
一方、アウェイのチームは、濃色のユニ
フォームを使用して、テーブルオフィシャル
(TO)に向かって左側のベンチに座ります。
NBAではルール改正により、ホームでの濃色の使用が可能に
北米プロバスケットボールリーグNBAでも、
これまではホームが白、アウェイ(ロード)
が濃色というルールでした。
ところが、2017-18シーズンから、ユニ
フォームサプライヤーがadidasからNikeに
変わったことで、ホームが先に4色から自由
に1色を選択し、アウェイチームが重複しない
色を選ぶというルールに変更されました。
このルール改正に伴い、ホームのユニフォーム
を「アイコン」、アウェイを「アソシエー
ション」と呼ぶようになりました。
かつてマイケル・ジョーダンが在籍した人気
チーム、シカゴ・ブルズでは、ホーム(アイ
コン)が赤、アウェイ(アソシエーション)
は白です。
新ルールにより、シカゴ・ブルズのチーム
カラーである「赤」のユニフォームを、見る
機会が多くなったことで、「ブルズ=赤」と
いうイメージが、より強調される結果となり
ました。
Bリーグのユニフォームの決まり
日本のプロバスケットボールリーグBリーグの
「ユニフォーム要項」は、JBA「ユニフォーム
規則」とは違う部分がいくつかあります。
まずユニフォームは、選手が身につけるもの
全般を指します。
そして、Bリーグでは、ホームで濃色を着るの
がルール。前身のJBL、bjリーグともに同じ
ルールでした。
ホームとアウェイ、どちらを淡色、濃色にする
かについては、今後もバスケットボール関係者
の間で議論の対象となりそうです。
第2条〔ユニフォーム〕
本要項においてユニフォームとは、シャツ、
パンツ、ウォームアップスーツ、 セカンダリー
シャツ、アンダーガーメント、ヘッドバンドや
リストバンドを含む バンド類、マウスピース
等選手が身につけるものをいう。
第5条〔ユニフォーム色〕
(1) Bクラブは、濃色および淡色のユニ
フォームをそれぞれ用意することとする。
(2) 原則としてホームクラブが、濃色のユニ
フォームを着用することとし、アウェークラブ
はユニフォーム使用計画に定めるユニフォーム
を着用することとする。
白、青、赤のユニフォームについて
バスケットボールのユニフォームは、淡色として
「白」ベースのシャツ、パンツが多く用意されて
います。
濃色で人気の色は、青やネイビーなどの青系統、
赤やエンジなどの赤系統です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
バスケットボールのユニフォームは、淡色と
濃色の2セット以上を用意するのが決まりです。
多くの場合、濃色にチームカラーを使用し、
淡色は白をベースに、アクセントとしてチーム
カラーを用いるようです。
まずはチームカラーを何色にするか、じっくり
検討してみてください。
LP Design 静岡では、デザインだけでなく、
プリント制作も承りますので、少しでも不安を
取りのぞける様、親切・丁寧にご対応します。
お客様に安心してご注文いただきたい、そして
オリジナルのユニフォームを楽しく作成して
いただけたらと思います。